落ち着け、落ち着け俺。
この感触からくる誘惑を耐え忍ぶんだ。理性を保て、理性的であるために客観視することを忘れるな。
あくまで重耳は胤の体を洗う手伝いをしているだけだ。彼女が頼んだのはそれだけだし彼の役目もそれだけだ。
ふにゅんっ。
「っん……」
「す、すまん」
落ち着け、今なんだか胤の吐息がエロイとか思ったのは気のせいだ。
理性的であるために客観視することを忘れるな。客観視するために論理的であることを心掛けよ。
つまり【ふにゅん】を論ずるためには、まず【ふにゅん】とは何であるかを確認すべきであり、【ふにゅんふにゅん】
「ん……っ……ふぁ……ん……んん」
【ふにゅん】とは【ふにゅん】的なものを【ふにゅん】し、【ふにゅん】的ではないものを……【ふにゅんふにゅんふにゅん】……、
【ふにゅん】【ふにゅん】【ふにゅにゅん】【ふにゅん】【ふにゅん】【ふにゅんふにゅん】【ふにゅん】【ふにゅにゅん】【ふにゅん】【ふにゅんふにゅん】
ガッデム!!
「ん、ふぅ……重耳、そこは、もういいよ」
「そ、そうか」
はぁ〜〜〜〜……危なかった。
心のどこかで名残惜しく思いながらも、とにかく危険な誘惑から解放されて安心する。
「えっと……次は、……おへそ……」
あ、おへそか。
それなら……、
「の下もお願い」
「わかった」
…………………………………………。
って“の下”っっ!!
ま、待て。それはつまり……、
「あ、あの……俺の聞き間違いでなければ、おへその下って聞こえたんだが?」
「うん」
「……え、えっとそれはつまり股間的な意味におけるところの股間的箇所のことでありましょうか?」
「……うん」
「……」
「お願い」
「……わかった」グッバイ♪ ささやかな俺の安心。
※サンプルシナリオは製品より一部抜粋編集してあります。ご了承下さい。